2123F
2020系(2123F) 23K運用 各停
二子新地 2018年5月6撮影

2020系(2140F) 急行 03K運用
東武伊勢崎線 小菅 2021年8月29日撮影

1.概要
 田園都市線の8500系を置き換えるために作られた通勤型車両です。東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線に乗りれるため、乗り入れ協定に準拠しています。
 編成は
 ←渋谷
 クハ2120(Tc2)−デハ2220(M2b)−デハ2320(M1b)−サハ2420(T3)−サハ2520(T2)−デハ2620(M3)−サハ2720(T1)−デハ2820(M2a)−デハ2920(M1a)−クハ2020(Tc1)

2.車体構造
 車体は軽量オールステンレスのsustina(サスティナ)車体で、乗降扉は片側に両開き式扉が4カ所設けられてます。
 前面は鋼材の骨組みが採用され、それを覆うようにFRP成型品の前面が取り付けられています。
 衝突事故に備えて先頭部には衝撃吸収用のハニカム材が使用されています。

3.車内設備
 座席はロングシートで、背もたれは2013年(平成25年)に製造された5000系の一部車両で採用されたハイバック仕様となっております。
 また、編成の一部に車椅子スペースを設け、貫通扉やカーテンやシートのデザインを斬新なものにしている。
 車椅子とベビーカーが利用できるフリースペースは各車両に設けられています。
 扉間の座席上部には21.5インチの液晶モニターを横に3台並べたデジタルサイネージが設けられています。妻面貫通扉上部にも21.5インチの液晶モニターが1台設置されており、こちらもデジタルサイネージとなっています。
 全ての乗降扉上部には17インチの車内案内表示器が2台設けられています。
 車内照明にはLEDが採用されています。

4.機器類
 制御装置はSiC-MOSFETとSiC-SBDを組み合わせたフルSiCパワーモジュールを用いた2レベル式VVVFインバーター制御装置が採用され、1台の制御装置で4台の主電動機を制御する1C4M方式となっています。
 主電動機は140kWの全密閉外扇式三相かご形誘導電動機が採用されました。
 制動方式は、回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式が採用されました。
 駆動方式は中実軸平衡カルダン式が採用されました。接手は歯車形たわみ軸接手が採用されました。

5.主な履歴
 2018年(平成30年)3月28日より営業運転を開始しました。
 2018年(平成30年)10月1日より東武伊勢崎線への直通運転を開始しました。
 2019年(令和元年)に製造された2130Fより4,5,8号車の扉間座席が7人掛けから6人掛けに変更され、ドア横に380mmのスペースを設けることによりドア横に立つ人が乗降を遮らないようにしました。

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