復刻史料


ネットワーク接続

PCMCIA LANカードを挿して、研究室のLANにぶら下げるようにしま した。

これで、研究室以外に用のない日は外付けフロッピディスクドライ ブを持ち歩く必要がなくなりました。


ハードウエア

TDK製PCMCIA 10BASE-T EthernetカードLAK-CD021を使っています。

このカードには次のような特徴があります。


ソフトウエア

OS/2 Warp ConnectやPC-UNIXを使えばいいじゃんという突っ込みが あるかも知れませんが、Windows上のVJE-Deltaが快適なもんで、 Windows3.1から脱却できません。そこで、Windows3.1用TCP/IPスタッ クを導入しました。

海の向こうではChameleonと張り合っていると言われるFrontier Technologies社製、国内ではコンテックが販売している SuperTCP/NFSをMicrosoft Windows 3.1Jの上で使っています。

購入当時発売記念キャンペーンを打っていて、NFS付きのパッケー ジが38000円(ChameleonNFSの店頭価格の半分以下です!)だったの でこれにしてしまいました。

DOSコンベンショナルメモリをなるべく圧迫せず、 WindowsのDOS窓でNFSが使えるという条件で選ぶと SuperTCPとDynaspanしか選択肢がありません(ChameleonはDOS窓で のNFSの動作が無保証で、噂にDOS窓では不安定だと聞いたので却下 でした)。このうち、購入当時はDynaspanが秋葉原のどこにも見当 たらなかったというのもSuperTCPを選んだ理由だったりします。

もちろん、生のDOSでは使えなくていいと割り切っています。


運用形態

System Configuration

ノートにPCMCIAカードでLANというのは、 DOSコンベンショナルメモリにシビアです。
次のものをコンベンショナルメモリとUMBに同居させなければなり ません。

Windowsのためにコンベンショナルメモリは可能なかぎり空けなけ ればならないのですが、これだけあるとUMBなんてすっかり埋まっ てしまってEMSのページフレームなんか確保できません。

QEMMを導入すれば楽になるのでしょうか?しかし、Windows95が出 る(と予告されている)時期まであまり時間がないし……

仕方がないので、マルチコンフィグを書き、研究室に着くとLANカー ド挿して泣く泣くリブートしてます。

FTP client

そこそこ使えます。

ファイルマネージャでNFSマウントしてドラッグするのよりも ftpログインしてファイル指定してCOPYボタン押す方が楽かも知れ ません。

テキストの改行/漢字コード変換は問題になるしで、ファイル転送 にはNFSよりはこちらを使っています。

NFS client

これが欲しくてTCP/IPパッケージを買ったわけですが、 蓋を開けてみると、マウント/アンマウントの手間はあるし、 ufsの長い名前とDOSの短い名前の間の変換が気に入らなかったりで、 結局、ファイル転送にはFTPを使っています。

しかし、anonymous ftpで取り寄せた大きなフリーソフトのアーカ イブのためにノートの狭いディスクを圧迫されないで済むので、 そういうののインストール時には重宝します。

NFS server

まだやってみていませんが、WSに繋がっているテープドライブを使っ てノートの内蔵ハードディスクのバックアップを取ろうと画策して います。

ノートのディスクをNFSエクスポートして、WSでtarするだけだと思 うのですが……

LPR client

便利です!

一枚ものの絵を描くためのドローツールはWindows上のものの方が 使いやすいものがいろいろ出回っています。また、WindowsのHelp を印刷したくなることもあります。これらを研究室のレーザプリン タで簡単に印刷できます。

印刷の手段としてはPC-NFSの印刷機能やFTPを使った印刷というの もあるようなのですが、LPRのほうが動作がわかっているので何と なく安心できます。

Authentication

SuperTCPに付属して来たpcnfsdを机の上のEWS4800でコンパイルし て走らせ、これでユーザ認証をしています。

今のところ問題は出ていませんが、pcnfsdのセキュリティホールな どご存じのかたがありましたら教えて頂けると幸いです。


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