庭師の独り言(9月分)


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9月23日 F=μmg
トラックを押しました。
仕事でトラックを撮影するお手伝いをしたのですが、現場に行ったところ、撮影用に取っておいてもらった筈のトラックが有りません。話を聞いてみると、事情を知らない方が、置いてあった分を使ってしまったようでした。仕方なく駐車場の片隅にあった、最近使ってなかったであろうトラックを使用することにしました。
ここからが問題です。最近使っていなかった車両のならいで、見事バッテリーがあがってしまって、キーを回せど回せどスターターの「キュルキュルッ」という音しかしません。だからといって撮影を諦めるわけには行きません。残された道は…そう、押して撮影可能な位置まで移動する事だけです。2t車です。カーゴは付いていません。幌も付いていません。荷台は空です。されどトラックです。人間3人の力で何とかなるものなのでしょうか?しかし、不安がっているだけでは何も解決しません。我々の内、1人が座席に座ってハンドルを握りしめ、残りは後ろに回り「せーのっ」というかけ声と共に力一杯押しました。
結果は…あっさり動きました。それまで錯綜した我々の不安をあざ笑うかのように。平坦な場所なら本当に2人で充分です。ツイツイ動きました。調子に乗ってあちらこちらへと動かして遊びました(^_^;。
案ずるより生むが安し。何事もやってみてから諦めましょう。

9月19日 世界を静けさの中に沈める
仕事中に耳栓をするようにしました。
自分の仕事場ではプログラムを作っている人が多いので、集中できる環境を作ろうという構想の元、有志でイアーウィスパーをまとめ買いしました。
なかなか良いです。電話をしても相手の声はよく聞こえますし、集中している時間の増加が実感できる程の効果を得られました。さらに、耳栓を外すと部屋の中でスピーカの実験でもしているのではないかという位のノイズが、体にまとわりついてきます。空調やコンピュータののアイドリング音、人の話し声や足音、外を走る電車の通過音…こうしてみると普段、何気ない音に集中を邪魔されている事がよく分かります。この耳栓、当分使う事になりそうです。
問題点は、何か食べたり飲んだり出来ない(かえって逆効果)事と、知らない内に自分の話し声が大きくなってしまう事でしょうか。

9月15日 トンネルを抜けた先
忙しさがピークを過ぎました。
仕事と趣味の同人誌と他色々有りまして、かなり忙しかったです。特に週末は同人誌の原稿をあげるために徹夜しました。24時間でA5サイズ8ページ…トーンを殆ど貼らなかったとはいえ、遅筆である自分のペースを考えると驚異的な早さで上げられました。一緒に描いてくれる人がいた、というのが大きな要因でしょう。一人だと陥りがちな「ま、いいや」が無くなります。もう一つの要因は、描くものの内容です。「お互いの好きなキャラをパロディのネタにする」という悪魔のような内容でした。パロディの元とするのは…

神聖モテモテ王国 (C)ながいけん

もうそりゃ必死でした。「ファーザーナコルルだけの本にしてはならーーん!!」と、ファーザー土萌ほたるを描きまくりました(そう、一緒に描いてくれた人は「ほたる萌え〜」な人です)。こちらの要因の方が大きいような気がします(^_^;。結果、お互いノーガードで殴り合いをするような本が出来ました。
さて、気分を一新してCMCGを描かねば。忙しさはピークを過ぎただけで相変わらずです。

9月5日 所変われば
職場で食事をしていた時の話です。
店屋物の食事をしながら、皆でテレビを見ていました。そこへ大阪出身の後輩が、少し遅れて食事を取りに来ました。どうやら仕事が長引いた為のようでした。
「あ、野球ですか?何処と何処…ああ、阪神×巨人ですかぁ。」
ここで先に食事をしていたメンバーは全員、はたと動きが止まりました。そうです。そこにいた関東出身のメンバーは、テレビで放映していた野球の試合を無意識にでも「巨人×阪神」として見ていたのです。ファンであるなしに関わらず。言葉一つ一つにも地域柄が出てしまうんですね。奥が深いです。


振り返ればそこは庭

Last Modefied: '97/11/14