Hまんがの紹介/感想 11/12

 ハートマークに対応する標準文字がないため、このページでは、代用として「▽」を用いています。


「STELL WORKS」       山岡鋼鉄郎
「変態ッ娘は好きですか?」 久富慎太郎
「ずっとずっと好きだった…」水無月十三
「EMOTION」         BLUE BLOOD
「黄金色舞台 1」     はらざきたくま
「僕が彼女に着がえたら」  南京まーちゃん
「ピンクの魔法少女」    緒々田みの虫
「必殺!!地獄拳法」     ピロンタン
「ベイビードールΖΖΖ」  ユナイト双児
「朝イチでヨロシク! 2」 海野 幸


 
朝イチでヨロシク! 2 【題 名】朝イチでヨロシク! 2
【作家名】海野 幸
【出版社】発行:ユース社 発売:メディアックス
     MDコミックス(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月25日 初版発行
【コード】ISBN4-89613-358-7
     C9979 \819E
     雑誌 51551-58
−目次−

 第10話 お留守番は楽しいな▽
 第11話 TEL一本輝子ちゃん
 第12話 アソコにアタック!
 第13話 誘惑にまけんぞー
 第14話 ちょっと気になるお年頃
 第15話 もらって嬉しいバレンタイン
 第16話 さあ!張り切って歌いましょう
 第17話 春の門出はストレスだ!
 第18話 ひとりじゃダメなの…▽
 裏表紙であんな艶っぽい麗子(編集長)さんを描いていながら、本編の中でのHシーンは妄想による1回だ
け。完全にコメディーメーカーに徹してなんといじらしい。
 麗子を除く女性が大らかに淫乱で、毎回バラエティに富んだHシーンを見せてくれます。
 裏表紙のあおりに書いてある女教師って、誰^^;?
 ストーリー的にはもう一つの名義の方が好みですけど、やっていることは変わらないなぁ。(笑)
 
 
ベイビードールΖΖΖ                  トリプルゼータ
【題 名】ベイビードールΖΖΖ
【作家名】ユナイト双児
【出版社】コアマガジン
     ホットミルクコミックシリーズ(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月17日 初版第1刷発行
【コード】ISBN4-87734-204-4
     C0979 \1000E
−目次−

endlessly
悪癖探偵アンダ・ハンドウ<前編>
悪癖探偵アンダ・ハンドウ<後編>
トイレット天使
みなしご犬ポッチ
母なる自然の(エッチな)こどもたち
魔法の植木鉢セント・ポーリィ
こねこレヴォリューション!
徘徊!少女の的
  〜さとこちゃん大地割れ〜
たまらないぜHONEY×2
奈月−Solitude−
あとがき
 丸みを帯びた描線とトーンワークから生み出される柔らかそうな肉感が心地よいです。
 ただ、数的にはそうでないもののロリが目立っています。前後編のアンダ・ハンドゥは、テーマが散漫とい
うか、実は「やおい」まんがじゃないのかな。個人的には、チェスティ(巨乳怪盗)の方が遥かに好みなのだ
けど。「奈月」は、せつなくていい話です。少女の華奢なからだがとても愛しく思えます。最後に少女が見せ
た表情が笑顔であったことか印象的です。
 ◎は、「endlessly」。千草の着ている制服やレオタードはかわいいし、先生のスタイルは抜群-^^;だし。
暴走した千草がとてもいやらしい凄みがあっていい。二人の処女を奪ったのは、ひょっとしてトゥシューズ?
 
 
必殺!!地獄拳法 【題 名】必殺!!地獄拳法
【作家名】ピロンタン
【出版社】桜桃書房
     EX COMICS(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月15日 初版発行
【コード】ISBN4-7567-0729-7
     C9979 \924E
     雑誌 52921-73
−目次−

必殺!!地獄拳法
 第一話 女拳士ラオチュン!!
 第二話 只今修業中!!
 第三話 必殺波動功!!
 第四話 妹ラオパイ登場!!
 第五話 魔の山へ…
 第六話 天空道場
 第七話 テイの行方…
 第八話 フェイルサとの決戦
 第九話 All of the One
あとがき
<ゲスト>林キヨカ,わたせのぞみ
 連載として読むよりも、連作として読む方が吉。それぞれの回は濃いHな描写がなされていてレベルは高い。
第1回は、ギャグで落とされてかなり欲求不満ですが^^;
 ラストのクライマックスシーンでラオチュンのからだにボロボロになった衣服がからみついたままHシーン
になだれこむさまは、とてもH。ただ、見開きの決着シーンはいやらしいを通り越して、お笑い。左側のペー
ジさえ見なければ、かなりHな絵です。
 最後、スムースとテイの幸せなHシーンが見たかったな。目次下では、なぜパイがおむつを…
 まんまるなおっぱいは、とても気持ちいいです^^)
 
 
ピンクの魔法少女          マ ジ カ ル
【題 名】ピンクの魔法少女
【作家名】緒々田みの虫
【出版社】オークラ出版
     PIXY COMIX(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年6月20日 初版発行
【コード】ISBN4-87278-283-0
     C9979 \857E
     雑誌 56510-25
−目次−

ピンクの魔法少女
 番外編
 第1話〜第9話
後書き
<ゲスト>安生うに,マーシーラビット
     童門冬児,秋吉カオル
カバー折り返し:奥様は魔法少女
 ひととおり読んでみて、読後感はHが物足りなかった。しかし、あらためて読み返して見るとオーソドック
スな体位ながらしっかりと描いてある。欲求不満の原因は、真奈美以外とのHシーンが中途半端なまま終わら
されていることが多々あるためだ。真奈美による補完もないままに、物語は終わってしまっている。魔法の源
としての男性主人公の取り合いは設定として魅力であるが、勝者はその分濃厚なHを演じて欲しいものである。
 真奈穂、真奈香の二人のHシーンはいつも未遂に終わって物足りないが、Hの組立も真奈美と大して変わら
ず、もっと個性が欲しいところである。
 せっかくあのかわいい絵柄でHまんがを描いてくれているのだから、もっともっと化けて欲しい。
 
 
僕が彼女に着がえたら 【題 名】僕が彼女に着がえたら
【作家名】南京まーちゃん
【出版社】海王社
     KAIOHSHA COMICS WINKLE SERIES(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月10日 初版第一刷発行
【コード】ISBN4-87724-226-0
     C9979 \857E
     雑誌 50950-29
−目次−

僕が彼女に着がえたら
 第1話〜第6話
Broken Hearts きけんなふたり
メイド IN JPN
Dreams
 タイトルとカバー絵の下に書かれているローマ字文を読んで作品の設定はどうにかわかっていました(本が
ビニール被せてあるから)。男女の精神が入れかわる話。変身、ポコペン玉のパロディです(爆)。大林監督の
方です^^;でも、男性の勃起感と、女性の絶えることない絶頂感を初体験する話か、女性に変わった方(元男性)
が身体を酷使するので、身体の本来の持ち主(元女性)がハラハラする話か程度だと思っていました。期待を
裏切るようないい出来でした。確かに、お互い性行為にのめり込んでいますが、狂言回しとしての異常性欲者の
少女を配したり、心情の転換期に対応する親友(理解者)を配したりと、物語に厚みをもたせてあります。その
ような展開を受けたラストの部分では、爽やかさをもっており、ハードなH描写と爽やかさは両立するものだと
思わせてくれます。心も肉体も異なれば、セカンドバージンは存在するということでしょう。
 同時収録の短編作品は、行為の描写が中心の作品です。「Broken Hearts」は即物てきな快楽主義の雰囲気を
持っていますが、それは物語の味付けであって、実際に読者に何かを問い掛けるという内容ではないと思います。
 
 
黄金色舞台 1 【題 名】黄金色舞台 1
【作家名】はらざきたくま
【出版社】ヒット出版社
     SERAPHIM COMICS(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月25日 初版発行
【コード】ISBN4-89465-046-0
     C9979 \874E
     雑誌 52001-99
−目次−

黄金色舞台
 第1話〜第5話
Search for a Son-in-low
あとがき
 困ったな^^;主人公の稲穂はかわいいし、あいかわらずH描写は濃くていいのだけど、第一巻では嫌な
ヤツ・神代がはばをきかせて読後感があまりよろしくない。爽やかそうなやつは伏線として出てきていま
すが、このあとどうストーリにからんでくるのか。
 同時収録の短編「Search for a Son-in -low」もやや嫌味な話になっています。宇宙船の中で自慰する
ところまでは、リセアン王女もかわいいのですが、婿探しに入ってからいただけません。リストから外れ
るであろう、ほとんどの読者を敵にまわしているぞ。内容的にはコメディなのに、コメディ色が薄いのが
災いしています。
 
 
EMOTION 【題 名】EMOTION
【作家名】BLUE BLOOD
【出版社】雄出版
     オレンジ コミックス(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】平成10年9月1日 初版発行
【コード】ISBN4-946530-82-7
     C9979 \800E
     雑誌 52190-03
−目次−

HIGH SCHOOL PARADISE
UPSIDE-DOWN
SEXUAL EXCITEMENT
BORDERLESS
OUR JOURNEY
hero
PURE
Tell me!
LUST
あとがき
 基本はHシーンもあるラブコメでしょうか。好きならば、当然行為にまで及ぶことは考えられますので、と
ても自然です。
 「UPSIDE-DOWN」の感想を書こうとしてあらためて気づいたのですけれども、近年まれに見る見事な消し
(修正)です。男性器がまるまる白ベタで消されています。そんなものはないがごとく(当然、女性器もですが、
体液の表現などで、男性ほどまったくない状態ではない)。「SEXUAL EXCITEMENT」で、発射時に雁のない曲線
と、「LUST」でフェラシーンでシルエットが描かれているくらい。さすがに、舐めくわえるモノがないわけに
はいかないらしい^^;。で、「UPSIDE-DOWN」の感想ですが、女装した男性器がない人物は女性である。つまり、
レズまんがにしか見えない。個人的にレズまんがは好きですからこれでOKですし、物語としてもちゃんとな
りたっています。セリフと擬音はあっても、射精感というのはまったくないですが。射精感を大事にする人に
は物足りないでしょう。
 「LUST」は他の人の作品と比べるとどこがエッチな女の子なんだと思いましたが、作品集を通して読むと唯一
男性器が描かれ、女の子が能動的なフェラチオという行為を行っています。能動的な行動が取れるということで
えっちなのでしょう。それにしても涙を流して歓喜にむせぶ姿はいじらしいねぇ。
 涙というと、涙の使い方がうまいです。えっちな女の子千鶴は涙を溢れさせて快感に身をまかせていました
が、恋の延長線上にある「BOURDERLESS」、「OUR JOURNEY」、「hero」ではためる涙で表しています。女の子
の心情が伝わってくるいい表現だと思います。
 一番のお気に入りは、妹の初々しさと、お姉さんの感じやすさが見事に調和した「TeLL me!」です。

 
 
ずっとずっと好きだった… 【題 名】ずっとずっときだった…
【作家名】水無月十三
【出版社】富士美出版
     富士美コミックス(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年9月5日 初版発行
【コード】ISBN4-89421-0288-9
     C9979 \800E
     雑誌 57754-02
−目次−

第1話 先輩とSEXがしたいの▽
第2話 ほら、外から丸見えだ
第3話 大人の女もいいのよ▽
第4話 部室に来なさい!
第5話 誕生日おめでとう!!
第6話 今日はプールで…
第7話 ダメだよ、ケンカなんかしちゃ
第8話 スゴイ情報
第9話 マサルさんじゃないとダメなの!!!
第10話 もう離さない
最終話 ずっとずっと好きだった…
あとがき
 うーん、何と言いましょうか、なんとも凄い話ですね^^; 肉体は肉体、心は心で、別物。でも、二つが合
えばもっといいということでしょうか。Hコミックスとしては、これでよかったと思います。作者の最初の構
想(あとがきより)であった場合、単行本などでまとめて読んだ読者が読後、前半の濃いHシーンを思ったと
き、相当な覚悟が必要となったでしょう。3話の最終コマは、迷っていたときの名残かもしれません。
 類は友を呼ぶということで、淫乱な女性が多くいてうらやましい学園です^^;。最後の一線で踏み留まった
のは、氷室先輩だけなのですが、演出的にもう一押し欲しかった気がします。あと絵的にも切れ長で釣り目
っぽい魅力が、Hシーンではいかされていません。持ったいないなぁ。
 ヒカルはヒロインだけあって、一番かわいく描かれています。あの幸せそうな顔がたまりません。
 マサルの初体験の相手というのが気になるなぁ。第一話ということもあるまい。
 
 
変態ッ娘は好きですか? 【題 名】変態ッ娘は好きですか?
【作家名】久富慎太郎
【出版社】東京三世社
     DO COMICS(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月31日 第一刷発行
【コード】ISBN4-8126-0176-2
     C9979 \800E
     雑誌 55212-48
−目次−

果てなき遊戯
指定服まっすぐ
粗末にする始末
ないしょの二面性
誘導
あのときからずっと…
飽和
線路はつづく
侵触
塗りヌラ
 底抜けに明るいロリコン作品集です。ボディスナッチャー(侵略)ものまで、快楽以外になにもない^^;。
 ロリよりもスパッツやボディペインティングに惹かれたのですが、ボディペインテイングの魅力を語る
短編「塗りヌラ」まであります。この作品は、この作品集で唯一ロリコン専門誌以外(POP'S)に掲載された
ものですが、登場する女の子は、○学生です。スパッツやボディペインティングは体形がそのまま衣服の
ラインとして出ることが魅力ですが、○学生に対してもどうして惹かれてしまうのだろう^^;胸のラインこ
そ未発達ですが、腰から股間、腿にかけての丸みを帯びたラインは魅力的です。それどころか、陰毛という
要素がないだけさらに整ったラインを醸し出しています。そのあたりが、スッパッツ少女の魅力だと思いま
す。また、乳房こそ未発達なものの、「風邪の頼り▽」のまゆのレオタードの上や、「侵触」のももかの
シャツの上に、点として描かれる乳首も魅力的です。裸の上にポツンとある点よりも遥かに。
 この作品集の魅力は、女の子たちがSEXに対して元気だということです。少女らしい無邪気な貪欲さで大人
(おとこ)たちを振り回します。そこでのイニシアチブは、全て女の子が有し、搾取されるものがありませ
ん。それが、能天気なまでの明るさにつながっています。
 「指定服にまっすぐ!」「粗末にする結末」の2作に登場する香林と香蓮のどっちがかわいいか考えた
けど無駄でした。どちらもかわいい(爆)「粗末にする結末」で、ベタベタな(蜂蜜というのは粘性が強過ぎ
てローションプレイには不向きだと思うが^^;)プレイのなかでエキサイトしていく二人を見るととてもかわ
いく見えてしまう。そして、もちろん、最後のベッドでのシーンでも。

 
 
STELL WORKS 【題 名】STEEL WORKS '97〜'98
【作家名】山岡鋼鉄郎
【出版社】司書房
     TSUKASA COMICS(成年)
【判 型】A5判・カバー付き
【発行日】1998年8月25日 第一刷発行
【コード】ISBN4-8128-0163-X
     C9979 \857E
     雑誌 53340-74
−目次−

DESIRE
here's to love, here's to hate
DOUBLE & TROUBLE
先生のジジョウ その1
先生のジジョウ その2
先生のジジョウ その3
先生のジジョウ ファイナル
義母妻
貴婦人画廊
VTRパニック
MY SWEET SISTER
あとがきにかへて
 三年目にして、初の単行本だそうです。タイトル('97〜'98)どおりならば、最初の一年目のはないことに^^;
 カバー絵は、G-Tasteを意識しているような感じをうけますがどうでしょう。服の光沢やしわ、色彩設計や
構図まで。カラーとモノクロ原稿は違うにしても、本編とはやや体形てきにも異なるような気がします。
 年上の女性との関係を描いたものがほとんどです。唯一、女の子が出てくる作品「VTRぱにっく」が一番良く
思えるのはなぜでしょう。姉妹によるレズっぽいシーンがあるという好みもありましょうが^^;、この作品は
他の作品と比べて「情」の描写を抜いて軽いコメディタッチで描かれているためだと思います。女性のしたい
という欲望や、背徳感による歪んだ情などが、未消化のまま描かれ作品に味をつけるべきものが、かえっても
の足りないものにしてしまっているような気がします(モッタイナイ)。コメディにしようとして、しきって
いない作品もあります。ただ、方向としてはコメディを目指した方がいいと思います。徹底的に暗い話もかけ
るような気もしますが、相当な覚悟をもたないと、この作品集をよむ限りどこかに照れが出てしまう気がします。
 H描写はとてもいいものを持っていると思います。「先生のジジョウ 1」の制服プレイでの胸の強調の仕
方や乳首の透け方、「その3」でのバックからの流れの組立、「MY SWEET SISTER」でのお尻への責めなど、濃
い描写が巧みに行われています。パーツはいいので、後は全体的な話の流れでしょう。気をつけなくてはいけ
ないのは。先に述べた「VTRぱにっく」は、その点でも、発端としてのHしーん(起)、姉妹のやりとり(承)、快
楽に身を任す妹、それに触発される姉(転)、姉妹のからみ(結/オチの前)、物語としてのオチ(パターンでは
あるが、前の部分でHまんがとして決着しているので、問題ではない)と、うまい構成になっていると思います。
 


次のページ(前に読んだ作品)へ


一つ前のページへ戻る


先頭ページへ戻る


総合受付へ戻る