埼玉県「穴場」地帯をゆく


 埼玉県の東松山市と吉見町の境界付近には、凝灰岩質砂岩の丘陵がそびえている。その丘陵にあるのが、“埼玉県の代表的な史跡”(JTBの新日本ガイド『武蔵野・秩父・多摩』より)という「吉見百穴」だ。岩盤に100といわず、200個以上の穴が空いているという文字通りの「穴場」である。

 百穴のある丘は、奈良の若草山のようにぐるりとフェンスで囲われている。観覧料150円を払ってゲートをくぐると、目の前にぽこぽこと穴の空いた丘陵がデーンと。なるほど奇観。横穴群としては日本で最大規模とのこと。

 「ではさっそく」と歩き出すと、正面の丘を登るコースと、丘の側面に掘られた大きな穴へ入るコースがある。さらに右手を見ると“出土品が展示してある”とのふれこみの百穴発掘の家なる建物がある。

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丘を登る大きな穴へ入る百穴発掘の家へ