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吉見百穴というのは、古墳時代末(7世紀)に死者を埋葬するた
めに造られた墓穴なのだが、その横穴群の真下に大型洞窟がある。
これはさすがに墓穴ではなくて、戦時中に掘られた地下軍需工場跡。

百穴という集合墓地の真下に、地下工場を建設して
飛行機のエンジン製作を行う予定だったらしい。
幅4m、高さ2mのU字型トンネルが数百mにわたって掘られている。

実際にはこの10倍もの規模のトンネルがさらに
奥に続いているのだが、その先は非公開。
地下工場そのものは本格的に稼働する前に
終戦で中止になったそうだ。


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