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中部地方整備局、ベル412EP導入!

 

 3月25日、中部地方整備局向けベル412EPの修祓式が名古屋空港で執り行われた。


 これは国土交通省中部地方整備局が危機管理体制の充実をはかる目的で導入するもので、三井物産エアロスペース(株)を通じて導入、朝日航洋の川越メンテナンスセンターにて組立られ、この度お披露目となったもの。

 就航式は名古屋のCAB空港事務所にて執り行われ、その後場所を移して中日本航空ハンガーにて除幕式。
午後には招待客を乗せてのフライトを実施した。

  国土交通省では各方面にこのような防災ヘリコプターを配備中で、今回の機体は関東のベル214ST、近畿のベル412EP、九州のベル412EP、北海道開発局のベル412EP、東北のAS332L2に続き、中部地方に配備されるもの。

 登録番号はJA6817。 愛称は一般公募で決まった「まんなか」。
132案の中から岐阜市の主婦の案が選ばれたもので、「中部が位置的に真ん中であるだけでなく、モノづくりを軸として日本経済の中心となるように」という思いと、災害時に現場の中心で活躍するイメージをも表すこともできる、という理由で選ばれた。



(同機首のアップ、前部ドアにまんなかと書かれている)

 塗装は近畿と九州に配備されている機体と同じ白地に赤と青のストライプ。
主な仕様としては
・全長17.1m。11人乗りで約500kmの継続飛行が可能

・胴体右側面に米FSI社製ウルトラメディアLE防振テレビカメラ(48倍ズーム機能搭載)
・機首下面に赤外線カメラSTAR SAFIRE
 及び 強力サーチライト
・胴体下面後方に折り畳み式アンテナ
 等の装備が搭載されている他、
  機外スピーカー(高度300mの位置から地上半径300mの範囲に避難情報などを伝達可能)
  も取り付け可能となっている。

運航は中日本航空が担当、4月1日より運航を開始する。

(上記写真はフライトテスト中のもので、カメラ、スピーカー等は未装備。
 曇天時の撮影で不鮮明ですが、証拠写真として掲載、後日カメラ装着時の写真と入れ替え予定です。 )


参考:国土交通省が運用するヘリコプターについて

 国土交通省が運用するこれらの機体は水防、災害対策、状況視察などに使用され、一般に防災ヘリと呼ばれているが、厳密には県や自治体の消防・防災ヘリの定義からは外れる為、現在70機弱と言われる消防・防災ヘリには数えられていない)

2002/03/28


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