JA6769 アグスタA109K2 富山県警 つるぎ 

 スポットにランディングする「つるぎ」

ハイアルティテュードコンフィギュレーションの垂直尾翼に注目
テール垂直尾翼の後方の1/3がカットされ、高速飛行時にテールローター 効率の向上のため左後方に空気を流すようにひねりがついている。


 タキシング中の「つるぎ」

テールブーム左上部の灰色の板状の物(警察マークの上)に注目
これは気流遮蔽板でハイアルティテュードコンフィギュレーションの1つ。
長さは約2メートルでホバリング中の安定増大などの役目をする。

尚、ハイアルティテュードコンフィギュレーションの詳細解説についてはこちらをご覧下さい。


富山県警のK2は富山空港をベースに活動しているが、 富山県のみでなく近県の防災、治安維持活動にも積極的に参加している。

上の写真は1998年10月、中部管区広域緊急援助隊合同訓練に参加の為、福井空港に飛来した時のもの。
ランウェイ上を一直線に高速で進入、フワリと垂直に舞い上がったと思うと、木の葉のように軽やかにターンしながらスポットに着陸。真近に居るとそのパワーに圧倒されるが、騒音はさほど感じなかった。 また離陸時には見事な滑走離陸を見せ、矢のように飛び去って行った。

尚、この日の訓練の模様はそTVで放映され、建物の上空にピタリと静止、ホイストで負傷者を吊り上げ救助する頼もしい姿がTV画面に映し出された。


1999/1/17 初版
1999/1/24 加筆

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