愛知医大ドクターヘリ、1月1日より正式運航!



< ナースからパイロットへの花束贈呈 

 愛知の空に命の翼がはばたいた。

 10月に愛知医大でのシミュレーションの模様をお伝えしたが、2002年1月1日より正式運航開始が決定。
これに先立ち昨年(2001年)12月25日に運航開始式が催された。

当日は 副知事をはじめ来賓、関係者等、約150名の出席者があり、式典、テープカット、花束贈呈、デモフライト等が行われた。またこれには多くの報道関係者も取材に駆けつけ、感心の高さをうかがわせた。


< 運航記念式典の模様 >


< 愛知医大中庭ヘリポートに於けるテープカット >


< JA113Dによるデモンストレーション >

  正式運航は岡山の川崎医大、浜松の聖隷三方原病院、千葉の北総病院に次いで4番目、やはり3社ジョイントベンチャー 契約による運用である。今回は中日本航空が幹事会社になった関係で最初に機体投入となった。

 常駐機はJA113D、EC135ドクターヘリ2号機がメイン。
同社では昨年(2001)12月21日より年末まで各消防向けのシミュレーションを数カ所で実施、いつでも要請に応えられるよう万全の体制を敷いており、2002年1月1日、この度正式運航を迎えた。

 さて、平成13年度に於ける厚生労働省の計画では全部で6カ所、あと2カ所の正式運航が待たれる。
次はどこか、状況が気になるところである。

以上  取材協力、写真提供:中日本航空(株)


コメント

 丁度同社ではドクターヘリ講習会の時期と重なり、準備等で担当者は大忙し。また各消防のシミュレーションでは行く先々でギャラリーに囲まれるなど注目度も高く師走も文字通り、多忙だったと聞く。
今回の正式運航で安心して正月を迎えられたことだろうと思っていたところ、下の写真が送られてきた。


< 雪の中、愛知医大でスタンバイするJA113D >

  1月3日、名古屋地方は41年ぶりの大雪(積雪17cm)に見舞われ、高速道路も新幹線もストップ、一時は名古屋空港も閉鎖され59便が欠航するなど、空・陸の交通がマヒ、帰省のUターンラッシュに大きな打撃を与えたことは記憶に新しいが、この大雪の中にあって、同医大のドクターヘリはスタンバイを続けていた。
原則的に悪天候時のフライトは行わないが、天候回復後の出動に備え、機体の維持・整備は本当に大変だったことだろう。

  今注目され、一見華やかに見えるドクターヘリ。
その陰では多くのスタッフが汗を流し、安全に気を配り、地道な努力が常に続けられていることを
忘れてはならない。

 最後になりましたが、
関係者の皆様、正式運航おめでとうございます。 心より安全飛行を祈念致します。

2002/01/05

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