201系(ケヨ52) 85運用 1684A列車 快速
京葉線 千葉みなと 2010年8月14日撮影 |
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201系(T1) 43T運用 1142T列車 中央特快
中央線 阿佐ヶ谷 2006年8月14日撮影 ※中央線からは既に撤退してます。 |
201系(K4) 85運用 1685A列車 快速
京葉線 蘇我 2011年1月30日撮影 |
1.概要
1979年(昭和54年)101系、103系に代わる新型通勤形車両として試作車の201系900番代が登場しました。 形式はクモハ200(M'c)、モハ201(M)、モハ200(M')、クハ201(Tc)の4形式です。量産車製造時にサハ201(T)が追加されました。 2.車体構造 車体は基本的に103系と同じ20m鋼製車体で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。先頭部は左右非対称形で黒いジンカート処理板を用いてアクセントとしています。 量産車は、先頭車の車体長を200mm短くし全形式19500mmに統一し、先頭車の運転台後方の戸袋窓が廃止されました。また、戸袋窓の寸法も側引き戸窓と同じ高さに縮小されました。車体外板材料がSPHCから耐候性抗張力鋼板のSPAに変更、台枠と外板の溶接をスポット溶接から連続溶接に変更、屋根はポリウレタン系の樹脂の塗り屋根となりました。編成は8M2Tから6M4Tに変更され、サハ201が新たに追加されました。 3.室内設備 座席はロングシートとなってます。室内ではラインフロー式冷房や、横流ファン、バランサ付側窓、暖色系の室内色、押さえ金式のガラス支持など従来の通勤車に比べて大きく改善されました。 4.機器類 台車は通勤形では301系以来の空気バネ式となりました。制御装置は電機子チョッパ方式となりサイリスタを使用して無接点化を図っています。ブレーキ時は回生ブレーキを用いて省エネルギー化を図っています。 量産車は、モハ201のパンタグラフが2基から1基に変更され、ブレーキリアクトルを廃止し回生効率向上等により電気回路が変更、台車枕ばりを車体直結方式から大径心皿方式に変更しました。 5.主な履歴 1981年(昭和56年)に量産車登場。 1982年(昭和57年)に中央・総武緩行線に投入。 1983年(昭和58年)関西地区に投入。 1983年(昭和58年)に試作車が量産化改造されました。その際モハ1ユニットを電装解除してサハ201-901,902が登場しました。 1985年(昭和60年)に製造終了。 1988年(昭和63年)12月に東中野駅構内で衝突事故を起こし、9両が廃車されました。 6.関連ページ ・JR西日本201系 |
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