3408
3400形(3418編成) 特急 A01運用 10A01列車
京成本線 京成西船〜海神 2020年8月9日撮影

3408
3400形(3408編成) 特急 A09運用 12A08列車
京成小岩〜江戸川 2007年4月22日撮影
引退済み

3400形(3421編成) 特急 A15運用 9A15列車
京成本線 京成西船〜海神 2019年11月7日撮影

1.概要
 1993年(平成5年)にAE形の機器を再利用して車体を新製して登場した通勤形電車です。

2.車体構造
 車体は3700形に準じて18,000mmですが、鋼製車体となり、前面の下部は傾斜しないで直線状になっています。
 乗降客用出入り口は片側に両開き式扉が3扉設けられてます。
 3448編成のみ登場時からスカートが取り付けられていましたが、後に他の編成も順次取り付けられました。
 登場時は6両固定編成でしたが、各編成とも約2ヶ月以上のブランクをあけた後、中間車が組み入れられました。

3.車内設備
 座席はロングシートとなってます。
 京成電鉄では初めて車椅子スペースが設けられました。
 乗降客用扉上部にLED案内表示器が設けられてます。

4.機器類
 基本的にAE形で使用されていた機器を流用してます。
 制御方式は電動カム軸永久並列抵抗制御を用いた界磁チョッパ制御(ACRF-H8140-766A:東洋電機製造)が流用されました。
 主電動機は140kWの複巻電動機(TDK-8500A形:東洋電機製造)が流用されました。
 駆動装置もAE形時代と同じWN継手平行カルダンとなってます。
 台車は、電動車がFS-383A、付随車がFS-083Aとなり、付随車のディスクブレーキは片押し式の踏面ブレーキに変更されましたが、M車の台車は特に変更点はありません。
 ブレーキ方式もAE形と同じ回生ブレーキ併用電気指令空気ブレーキを備え性能的には3600形と類似しています。また、応加重装置が追加されてます。
 AE形時代の定速運転機能は省略されました。
 パンタグラフは下枠交差式(PT4804-B-M形)が流用されました。
 冷房装置はAE形時代と同様に1両あたり3台搭載しています。

5.主な履歴
 1996年(平成8年)9月で全編成にスカートが取り付けられました。
 2002年(平成14年)5月末〜8月末にかけて3408編成が北総開発鉄道(現北総鉄道)へリースされました。
 2002年(平成14年)7月〜9月にかけて種別変更に伴い、種別表示幕の変更が行われました。
 2003年(平成15年)〜2004年(平成16年)にかけて転落防止幌が設けられてます。
 2003年(平成15年)〜2005年(平成17年)にかけてパンタグラフをシングルアーム式(PT7131-B形)に交換されました。
 2010年(平成22年)に種別幕を白抜き文字としてます。
 2020年(令和2年)に3100形増備に伴い、3408編成が廃車されました。3400形で初の廃車となりました。

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