小田急50000形(VSE)
50000形 0728列車 特急「スーパーはこね」28号
小田原線 千歳船橋 2007年5月20日撮影

50000形(50001F) 0023列車 特急「はこね」23号
小田原線 代々木八幡 2007年9月23日撮影

1.登場背景
 2004年(平成16年)に登場した特急車両です。主に観光客呼び戻すため、再び展望席を設けられました。

2.車体構造
 車体はアルミニウム押出型材を用いたダブルスキン構造が採用されました。編成は連接構造となり、先頭部が流線型で運転席の下に展望席が設けられてます。ライトは中央部に寄せられてます。3100形7000形10000形と異なり編成は10両編成となりましたが、総延長は同じとなってます。車体の高さは10000形と同じ高さになってます。

3.車内設備
 バリアフリーを考慮して7000形と同じ床の高さとなってます。車内と座席には不燃加工された木材が使用されてます。座席のシートピッチは中間車が1,050mm、先頭車が1,010mm(展望席1,150mm)となってます。身体障害者などが利用できるゆったりトイレの他男性用、男女用トイレ、車内売店、車いすスペース、デッキ部に電動スロープが設けられてます。車内売店には情報ディスプレイが設置され、様々な情報を得ることができます。ゆったりベットにはベビーベットが設置されたほか、オスメイト対応設備が設けられてます。

4.機器類
 制御装置はIGBT-VVVFインバーターで135kWの主電動機を制御します。曲線での乗り心地改善のため、簡易振り子制御が採用されてます。空気バネの支持点が車両の重心高さ付近に近づけたため揺れの低減が図れてます。台車は小田急特急車で初めて日本車輌製の台車ND-736T(先頭台車)、ND-735(電動連接台車)、ND-735T(連接付随台車)が採用されてます。

5.主な履歴
2006年(平成18年)にブルーリボン賞を受賞しました。

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