9701F
9000系(9701F) 急行 52運行 99列車
相鉄本線 鶴ヶ峰〜二俣川 2007年5月3日撮影
旧塗装車

9707F
9000系(9707F) 急行 68運行 81列車
相鉄本線 西谷〜鶴ヶ峰 2007年5月3日撮影
新塗装車

9000系(9707F) 2339列車 快速 
いずみ野線 ゆめが丘 2012年5月5日撮影

1.概要
 1993年(平成5年)8000系電車の実績をふまえて、よりいっそうサービスの向上を図るため新造したもで、次世代の車両にふさわしいデザインと最新技術を採用しています。
 形式は、形式はモハ9100形、モハ9200形、クハ9500形、サハ9600形、クハ9700形が用意されました。
 製造メーカーは、新製車両としては相鉄初の東急車輌製車両となりました。

2.車体構造
 車体はアルミ合金製で、車体裾が絞られています。
 車体全長は20,000mm、車体は2,930mmとなってます。
 乗降客用扉は片側に両開き式扉が4扉設けられています。
 先頭形状は8000系に似ていますが、丸みを帯びたデザインとなっています。
 金属の冷たさをなくすため、6000系以来約20年ぶりにカラー塗装を施しています。塗色はライトグレーで、従来よりも寿命の長いフッ素樹脂系塗料を採用することにより、2倍の塗装回帰を計れました。側腰部には、赤と白のカラーフイルムを採用して前頭部の配色と合わせました。
 冷房装置は相鉄初の集約分散式を採用しました。

3.車内設備
 座席は一部を除きロングシートとなっています。5号車と8号車に新7000系の最終増備車に採用したセミクロスシート車を2両連結しています。
 両側の先頭車に車椅子スペースが設けられました。
 側窓は下降式のパワーウィンドウが設けられています。
 車内にはLEDの案内表示器が設けられています。

4.機器類
 制御装置はGTO-VVVF制御が採用され、1台の制御装置で8台の主電動機が制御できます。
 主電動機は、180kWのかご形三相誘導電動機(TDK-6140A:東洋電機製)が採用されました。
 駆動装置は直角カルダン駆動が採用されました。
 台車は東急車輌製で、電動車がTS-907型、付随車がTS-908型が採用されました。
 ブレーキ方式は遅れ込め制御付き回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通空気ブレーキが採用されました。
 運転保安装置として自動列車停止装置は、相鉄型ATSとATS-Pが設けられてます。その他、EB装置、デットマン装置が搭載されています。

 5.主な履歴
 1995年(平成7年)より製造された2次車からは行き先表示器がLEDになりました。
 1996年(平成8年)より製造された3次車から案内表示器が客室ドア上部に千鳥配置に設置されました。
 1999年(平成11年)より製造された4次車から集電装置がシングルアーム式になりました。
 2007年(平成19年)4月より新塗装に変更されました。

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