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1800系 臨時列車
日光線 板荷〜下小代 2007年5月5日撮影 |
1.概要
1969年(昭和44年)〜1987年(昭和62年)にかけて製造された急行「りょうもう」用車両です。 登場時は2M2Tの4両編成で運転されました。 2.車体構造 車体は20mの鋼製車体で片側に片開き式の扉が1カ所設けられてます。 前面は非貫通式でパノラマミックウインドウが2枚設けられています。 前面下側に愛称表示器と丸形のヘットライトとテールライトが、窓上には丸形の標識灯が2灯設けられました。 3.車内設備 座席は回転式クロスシートが採用されました。 先頭車には日本で初めて清涼飲料水の自動販売機が設置されました。同じく先頭車にはトイレが設けられました。汚物処理は循環式が採用されました。 4.機器類 制御装置は8000系とほぼ同じ電動カム軸超多段式直並列バーニア抵抗制御が採用され、発電ブレーキも省略されてます。 主電動機は130kWの直流直巻電動機が採用されました。 制動装置は電磁直通空気制動(HSC)が採用されました。 台車は住友金属製ミンデンドイツ式軸ダンパ付台車FS356D(電動車)、FS056D(付随車)が採用されました。 駆動方式はTD撓み板継手中空軸平行カルダン方式が採用されました。 5.主な履歴 1979年(昭和54年)に利用客の増加に伴い、中間車を増結し3M3Tの6両編成になりました。この車両の台車からSミンデン式ダイヤフラム式空気バネ台車FS396(電動車)、FS096(付随車)が採用されました。 1987年(昭和62年)にヘットライトとテールランプを一体化した角形ライトユニット採用、冷房装置の集約分散化、行き先、愛称表示器の電動幕採用等のマイナーチェンジを行った1819Fが製造されました。 1991年(平成3年)にりょうもう号の後継車200系が登場し、1998年(平成10年)までに両毛運用から離脱してます。 1991年(平成3年)に1813F、1816F、1817F、1818Fは300系、350系に改造され、1819Fと同様の角形ライトユニットに変更と電動式愛称表示器、発電ブレーキ、抑速ブレーキの装備や塗装変更されました。 2001年(平成13年)に1811F、1812F、1815Fを通勤車両として使用するため、4両編成とし、デッキの廃止、座席の固定化、つり革の設置、愛称表示器のLED化行き先表示器化、一般車と同じ塗装変更が行われましたが、2007年(平成19年)に廃車されました。 2018年(平成30年)6月に残った1819Fが廃車され、形式消滅しました。 |
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