MTRに録音

マイクケーブルとファンタム電源、モニタスピーカー・ヘッドホン
配線写真1

マイクケーブルはステージから、雛壇に沿わせて揃えてガムテープで留める。
(踏まれるとケーブルを痛めることがあるので注意!)
舞台袖は楽器搬入・移動もあるので、ケーブル引き込み位置はステマネと相談したほうがベター。
結局、マイク設置とケーブル回りに1時間近くかかった。

マイク用ファンタム電源供給機を通し、キャノンケーブルで録音機へ。

録音機とバックアップ
配線写真2
左から、AKAI professional DPS16、Onkyo SE-U55、Apple iBook

DPS16は2chのキャノンプラグ+ファンタム電源に対応。
残り6chはTRSフォーンジャックなので、キャノン雌/TRSフォーン変換プラグを使ってバランス接続にした。
(ちなみに標準ジャックによるアンバランス入力では、レベルが半分になり、DPS16では厳しい。
ノイズも拾うし、音質もよくない。)
入力はさらにライン2chを加えて同時録音10chまで可能である。(24Bit/96kHz録音時)

録音レベルは各マイクのINPUT TRIMツマミで調節する。今回の組合わせでは、AKGよりショップスのワン
ポイントステレオのほうが感度が高く、打楽器の強打でクリップランプが数回点灯した。
逆に、弱音はレベルメータが振れないほどレベルが低く、音質的にも不利だ。
生録音では極端なピークが出やすいので、コンプレッサー/リミッターかけ録りが望ましい。
リハーサルの時に曲毎にレベル決めをしてノートに記入しておく。
パン、フェーダー、マスターボリュームは録音には反映されないが、モニター出力には反映される。

予備にSE-U55経由でiBookにも録音。(アナログ接続16Bit/44.1kHz)ソフトはTWE for Macを
使った。録音OFF後の処理が早いのがよい。ただし、入力レベル表示機能がないので、最初にSound it!
の「入力レベルを表示」でSE-U55のINPUT LEVELツマミを適当に調整してからTWEで録音。
本番ではさらにDATでもバックアップを行った。

パワードスピーカーとヘッドホンでモニター。


信号の流れ
マイク ファンタム電源供給機 DPS16 SE-U55+iBook、DAT

本番前に、満杯になったリハ録音を全て消去してHD空き容量を確保する。
24Bit/96kHz*8chでは、約10GB/時間の割合でHDを消費するため、DPS16の20GBHDでは
本番1回分が精一杯だ。
(インジケーターに「REMAIN=時間」が表示されるが、心臓によくない。)
DPSの「新規プロジェクト」作成に手間取り、気持ちが焦る。
ステージに出たらマイクの高さ調整が済んでなくて、慌てて直した。(^^;)
その前に、録音ボタンを押したことも要確認。

やれやれ、これでホールでの録音は完了である。

終演後は、雛壇の片づけにかかる前にマイクケーブルを外さなければならない。
ケーブルはねじれないように注意して巻き取る。腕に巻き付けたり、手荒なことをすると音響
さんに大目玉を食らうので注意。(^^;)


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