この機体は今年2月18日付で新規登録、朝日航洋の川越メンテナンスセンターにて組 立られ、この度お披露目となったもの。定置場は東京ヘリポート、修祓式は4月10日に行われた。

　登録番号はJA427N。
塗装は「オレンジ地に白と青のストライプ」、
・・と同社の基本カラーだが、白一色のエンジンカウリング部が目を引く。

　新日本ヘリコプターは東京電力及び中部電力の系列会社で、送電線監視、物資輸送などを主な業務としている。フリートはベル206L,214B、Bo105、BK117、AS332L1等で、内、小型単発機はベル206Lのみ。
最近は（各方面で）安全面から双発化が進んでいるが、電力会社も例外ではないことから、今回の新型機の導入はこのベル206Lの更新と思われる。

　ベル427はベル社最新の小型双発ヘリコプター。
日本には今迄４機が輸入、全て報道機として活躍しているが、 報道機以外でかつ関東常駐は今回が初となる。

◆在籍機の内訳

　尚、同社は2000年より送電線離隔計測を東京電力から業務委託されており、
「ヘリコプター搭載送電線離隔計測装置」を搭載した機体もある。

　 ベル427は双発でペイロードも大きいことから、こうした機器の外部搭載も従来より容易になる。
今は未装備だが、その内に新型の監視装置をつけた同機の姿が見られるかも知 れない。

2002/04/20