■7月3日

・今週金曜日から始まるこちらのイベント。私はもちろん初日一番に行こうと思ってます。

・映画のことも音楽のことも途切れていてごめんねー。もうすぐ新展開考えます。

■6月11日

・6月1日〜2日の古本イベントに来て下さった方々。どうもありがとうございました。開店前は「誰が来るのだろ?」と不安だったのだけれど、大入り満員でほっとしました。主催者側はかなり味をしめた様子。今回の反省点を踏まえつつ、二回目もまたやるかもしれませんよ。

・1日は緊張と疲れで体がボロボロだったのだけれども、夜に岸野雄一さんとゲイリー芦屋さんのユニット「ヒゲの未亡人」のライブに行って参りました。黒い喪服とベエルとヒゲ、岸野さんが演じる未亡人ゾラによる、まるでジャンヌ・モローがやりそうな一人芝居ライブに差し込まれるのは、あんたあたしを殺す気かというようなバカラキッシュな名曲の数々。乙女の皆様、『ヒゲの未亡人の休日』 はマストですよ。いやマジで。次は「青い部屋」でやる時にお邪魔したいものです。

・そうそう、現在私は晶文社から出る二冊目の本を準備中なのですが、そちらは古本についての本になる予定です。早い話がSweet Book Reviewの紙版。このページでは古本レビューがいちばん好きと言ってくださる方も多いので、喜んでもらえるかなあと思っています。

・新刊で最近面白いなあと思ったのは、『神楽坂・茶粥の記―矢田津世子.』(講談社文芸文庫) 。妾と内儀がいて当たり前の家庭風景を描いた短編も面白かったけれど、愚かな女の愛をあわれに描いた「鴻ノ巣女房」が泣けて。(この手の話に弱い私を騙せなかった時点で『ダンサー・イン・ザ・ダーク』失格)しかし、こんなマイナーな昭和初期女流文学者の小説を楽しめるようになるんだから、人間って不思議。大学時代からこうだったら優等生だったのに。この人が翻案した『若草物語』と少女小説の『駒鳥日記』も読んでみたいと思いました。

・現在発売中の『東京人』のおみやげ特集に書かせていただいたのですが、ゲラが写植だったのには感動しました。そっかあ、DTPだとない字体とか使っているものなあ。そしてまた明月堂の甘食がおいしそうに写っていること。個人的に書いてみたい雑誌の筆頭二誌の内の一誌だったので嬉しいです。(あと一誌は『太陽』・・・・)

・展覧会のお知らせの葉書が二通。一通は高田理香さんの『陽のあたるところ 』の原画展 at PROGETTO。私はトークショウがある6月23日にお邪魔する予定です。高田さんのイラストは大好きですが、作品集というまとまった形で見ると、ひとりの女性としてのライフ・スタイルとか美意識といったものが感じられてまた感慨深いものがあります。

・もう一通は「花森安治と暮らしの手帖」展 at ギンザ・グラフィック・ギャラリー。あの素晴らしいイラストの数々が原画で見られるというのですから。四月にお邪魔した暮らしの手帖社の廊下には、ボロボロになった一銭五厘の旗がかかってましたっけ。

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