ブラジル・ぶるるん滞在記 〜ブラジルのパワーにちなぼんが出会った!〜

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●2004/1/31 (土) Wow! 旅がはじまった!
成田空港で両替をしたら6万円でぴったり533USD。
ぴったり賞(なの?)ということで、おじさんがすぐに時差の分かるカードとボールペンをくれた。
幸先いい?
ココロはすでにブラジルですが、まずはNY。さむそー。
何も期待しないが常にアンテナはオンの旅です。

NYに着き、ネットで調べておいたNohoにあるWhitehouse hotel(てかHostelだ!)にチェックイン。
1泊シングル(ドミじゃないよ!)30ドルくらい!安い!
この立地でこの値段なら申し分ないか。 壁超薄いし狭いけど。壁っていうより単なる間仕切りです。
リネンはなかなか清潔でシャワー(共同)のお湯もふんだんに出ました。
りえきちの友達はみんな近所に住んでいるんだけど、
みんなこのホテルの存在を知らないか、知っててもまったく中に入ったこともなくナゾとのことだった。

ジャイコとPINKPONYで待ち合わせしてTurkyの夕飯を食べ
そのあとエリちゃん、ジョーダンとHOLEというクラブに連れて行ってもらう。
今NYでなかなかオシャレなクラブらしい。
あたし的にはちょ混みと思ったが、あとでエリちゃんがだれかにHOLE混んでた〜?と聞かれ
ううん、すいてたよ〜とゆっていた!そっかあれですいてたのか・・・。
しかしだれも踊ってないクラブだった。DJの音が小さい。
みんなべらべらしゃべりまくっている声のほうがデカイ。社交場といった感じ。

昔、USインディーものが大好きでNYのライブハウスに通っていた頃とちがって
クラブ文化はやはり音楽+人だから、
ここへ来てなんだかとても自分がお客さんという感じがする。
●2004/2/1 (日) PINKPONYで
本を売っているアサコと朝からべらべらしゃべりまくる。
それからジャイコ&ポールとOther MusicやKim's Videoなどおなじみの店をチェック。
でも荷物が増えるのをおそれあまり買い物はしなかった。
エリちゃんやジャイコお気に入りのアロマオイルの店で、 オイルとROSEBUDのクリームを購入。
夕飯は、ジャイコの元彼ジョーがNick Cave & The Bad Seedsのドラマー、ジムとその彼女を連れてきて
その人達とアサコとあたしとで中華料理を食べる。
もうなんでここにいるのかわからない状態・・・。

とにかくNYの世界は狭いというかなんというか。
ただPINKPONYにすわっているだけで、色々な芸能人が通りかかる!
世界中からみんな何かをやりたくてここに集まっている。
アサコ、ジャイコ、エリ、彼らを見ているとしみじみ
あーほんとにこの街は東京とちがって好きなことだけで生きていけるのだなあと思う。
そしてまたそうやって生きていくことの楽しさと同時にキビしさ、責任も同時に見えてくる。
あたしもオトナになったのかね?
東京のくらしとNYのくらし。
あたしは東京のくらしになんとか今順応しちゃってるからこう感じるのかもしれないけど
こちらがわからNYの生活を見ると
自由よりもその責任の重さに目がいってしまう。
でもその責任がまた自分のやりたいことをつきつめさせていくのだとも思うんだけど。
ぬるま湯のなかではなしえないことさせるというか・・・。
もちろんNYにいる人達が全員成功するってわけではないけど。
でもそもそも成功って一体なんだ?
ジャイコにハピネスについてもうちょっと深く話をききたいな。

夜はジャイコ&ポールの家でミッシェル・ゴンドリーのビデオクリップ集や映画Rocker'sを見る。
Rocker'sのサントラほすぃ〜!
●2004/2/2 (月) ジャイコ
夜、ジャイコが踊っているというクラブへ行く。(ジャイコはダンサー)
彼女は週に何回かクラブの水槽の中でショウをやっている。綺麗な泳ぎ。
ダンスというか身体で表現することへの真摯な気持ちが伝わってくる
たいへんすばらしいショウだった!感動!

NY在住の写真家、山谷周平さんが彼女の写真集を出そうとここ数年撮っているそうで
この日も撮影に来ていた。
話しているうちに、今度、周平さんが広島県立美術館で50人のポートレイトの展示をするとのことで
あたしとエリちゃんもそのモデルになることになった!不思議な縁。

夜はエリちゃんとあたしとでジャイコ&ポール家へふたたび。
Switch Blade Sistersという女子ギャングの超カワイイ映画を観る。
ペパリッジファームのMilanoクッキーのチョココーティングされてるやつがウマイ!
このチョココーティング・バージョンって日本にはないよねえ。
●2004/2/3 (火) ハーレム
にある周平さんのスタジオにエリちゃんと行く。
200丁目なんてはじめて行ったよ。
ひとりのミュージシャンとして写真にうつる。なんだか新鮮。
あれこれポーズを指示されるが抵抗なくできる。
周平さんの写真をいろいろと見せてもらう。
JAIKOの写真集の写真もいくつか見せてもらったけどとても良かった。
フィクションという遊び心のむこうに、生真面目さがデーンと構えている写真だと思う。

エリちゃんと別れてあたしはLトレインでBedford.Ave(Brooklyn)に行き
今度はアサコと落ち合う。
ここは昔East Villageにあった店とかがこちらに移動して、ちょっと面白い感じになっている。
アサコはRough Tradeのアーティスト(ごめん名前忘れた!)の写真を撮っていて
その写真を選ぶミーティングになぜか同席。
雨が降っている。雪でないということはあたたかいということ。でもびしょぬれになる。
アサコと洋服屋や古着屋を何軒か見る。ピンクの変わったソデのジャンパーを買う。

それから慌ただしくwhitehouseに戻り荷物を取り、これまた慌ただしくみんなとお別れ。
8時までに空港に着かないといけないのに、ギリギリだった。
Grand Centralへ行きNewark行きのバスに飛び乗る。
バスの客はなぜかあたしだけ。まるであたしを待っていたかのようにすぐに出発した。
ドライバーのおじさんは気のいいコロンビア人で、あたしがブラジルにこれから行くんだと言うと
うれしそうに彼も毎年カーニバルのために帰るんだよと話した。
ふたりで歌とか歌いながらエアポートに到着。
ふう、おじさんのおかげで間にあったよ!よかった・・・。
●2004/2/4 (水) ブラジルだ〜!!!!!
サンパウロに到着。
空港に着陸した時はなんだか信じられない気分!!
とうとう地球の裏側までやってきちゃったよ〜!!
顔のニタニタが止まらない。

まずはチエテバスターミナル(長距離バスターミナル)へ行き
明日のイグアス行きのバスのチケットを買ってみる。
英語は通じないのでポルトガル語だ。意外とすんなり買える。楽しい!
それから地下鉄でリベルダージ(東洋人街)まで行きホテル探し。
ホテル池田は一杯で、池田のおじさんが紹介してくれた近くのホテル一成へ。

東洋人街ってフシギ!こんなところに日本語の通じる世界が!
なのに時々まったくの日本人顔なのにたどたどしい日本語をしゃべっていたり。
売っているのり巻きやおいなりさんもどことなく変。

プラサ・ダ・セー(セー広場)まで歩く。
途中大きな教会があったので入ってみる。ステンドグラスがきれい。
旅の安全をお祈りする。教会ってひんやりとして静かで好きだ。
後で調べたらそれはカテドラルメトロポリターナだった。

日本で買って持ってきた目覚まし時計の音が小さくて全く役に立たないので新しいのを買う。
あと広場でガラナの粉末を買ってみた。
カタコトのポル語でもみんな親切に対応してくれて感動する。
道をたずねてもこの国では、いい加減に答えられることがないような気がする。
●2004/2/5 (木) 6時半に目覚めた。

シャワーを浴び部屋に運んでくれた朝食を食べる。
カフェラテとハム・チーズ、バゲット、バナナとオレンジ。ウマイ!
8時半過ぎにはホテルを出てcorreio(コヘイオ=郵便局)へ。
いらなくなった冬物を送る。1.5kgで74R$(約2500円)もした。
地球の裏側だから仕方ないか。航空便だし。
これで所持金が少なくなってしまったのでT/Cを両替しようとするがこれがなかなか大変だった。
3ケ所くらいたらい回しにされる。
結局パウリスタ大通りのシティバンクまで行き、AMEXのT/Cをやっと両替できた。
ちなみにBanco do Brazilでは手数料一律20ドルと言われた。(20R$のことか!?)
シティバンクのレートは空港のレートより良かった。
でもそのあと歩いていて東京三菱銀行を発見。ここで両替した方がよかったかも・・・?

やっと両替も済み、ホッとしてパウリスタ大通り沿いのカフェっぽい所にすわるが
メニューがまったくわからず期待したようなものは食べれなかった。
次はPlatos do Dia(今日の定食)にトライしてみよう。

シケイラカンポス公園というまるでジャングルのような公園の中を通り
ものすごく急な坂道を下り、オスカールフレイレ通りへ行ってみる。
都会の中の公園で、空が見えないって東京ではありえない!ちょっとコワイ。
面白いデザイナーたちの服屋やレコード屋とかがたくさん入っているビルを見つける。
洋服を2着購入しちゃった。
カフェで生アセロラジュース2R$(約70円)を飲んでひと休みする。めずらしい&おいしー。
サンパウロは都会だ。お買い物をするには楽しい。
しかしポル語は大問題。どんどん覚えなければ!

時差ボケなのかなんなのかサンパウロを歩き回ったら足がぱんぱんになってへとへとに疲れた。
イグアス行きのバスに乗る前にちょっと時間があったので
リベルダージでリフレクソロジーをやってもらいリフレッシュ。30分20R$(約800円)
これでホントに助かった・・・。

●2004/2/6 (金) イグアスの滝
■まず最初に目に飛び込んできた景色の前で。
■快晴だったのでそこかしこで巨大な虹が見えました。
車窓から見える景色が見たことない感じ。
緑が濃い。牧草地?が延々ひろがっている。
快晴なのに局所的に靄があったり、ここの朝の風景はフシギ。
そんな景色をながめながら、朝9時頃フォスドイグアスに到着。

セントロのホドビアーリア(=バスターミナル)近くに見つけたMirante Hotelにチェックインし
さっそくイグアスの滝のある国立公園行きのオニブス(=バス)に乗る。
国立公園はとても整備されている感じ。ブラジルのドル箱?
「悪魔ののどぶえ」と呼ばれる滝の見所までは遊歩道になっていて、ずっと滝を見ながら歩ける。
虹がすごいキレイ!!!滝のそばまで行くとびしょぬれになる。
ナイアガラはあたしが見たときは冬だったからか北アメリカだからなのか水は澄んでいたけど
ここの水の色はなんだかギラギラしている。アマゾンって感じ。
谷のいたるところから滝が落ちている。
もし今水に落ちたら死ぬよなーなどと思う。グレイト!

オプショナルツアーには参加せず、ここでは1日しか時間がないので
アルゼンチンに行ってみようと思った。
滝までは時間がかかるからムリかなと思い、
とりあえずオニブスでプエルトイグアス(アルゼンチン側の滝観光拠点)へ。
でも今思えば滝まで行けばよかった。
なぜなら、日が暮れるの超遅かった!8時を過ぎても全然明るいし。

ちなみに今日のアウモッサ(=昼食)はアルゼンチン行きバス停のそばにあった店にて
Platos do Dia(今日の定食)をいただいてみる。ブッフェ形式になっていて好きなモノを取って食べた。
豆と米、バター味のじゃがいも、骨付きの牛肉、チキンフライなど。
なんかビタミンCが足りない気がする…。でもおいしかったよ!
これで飲み物も含め約6R$(200円くらい)。

昼間のプエルトイグアスの町は閑散としていた。 シエスタか?それともいつもこうなのか?
午後の容赦ない陽射しがうつろに町を満たしていた。
町中をおっかなびっくりぶらぶらぶら。
インターネットカフェがたくさんあったので、そのうちの1軒に入ってメールチェックしてみる。
が日本語がインストールされてなくって返信ボタンが分からず返信できずじまい。
20分くらい格闘して150円分くらい取られた・・・。あ〜もったいない。
ペソだけどヘアウも同じレートで使えた。あまった小銭で巨大なマンゴーを買った。
そしてふたたびバスに乗ってブラジルへ帰った。
パスポートにスタンプを押してもらったよ。

夕飯のときに一人で飲んだキンキンに冷えたビールが異様にうまかった!
あーここは夏なんだなと思う。

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