宝塚、そして星組


<勝手な観劇感想>

宙組 『砂漠の黒薔薇』2000/4/18

月組 『LUNA〜月の伝言〜』2000/5/30

宙組 『望郷は海を越えて』2000/11/21

オマケ(^^;
『エリザベート』
2000/6/25

 私は宝塚が好きだ!!(んな、力一杯……)

 ここで少し宝塚について簡単に説明を。
 宝塚では5つ(最近1組増えて5組になりました)の組がありまして、花組、月組、星組、雪組、宙(そら)組とそれぞれ分かれています。それぞれに男役のトップさんがいて、結構そのトップさんのカラーが組のカラーになる事があります。でも、前からお芝居はどの組、歌は何処、踊りは……と、大体の身どころ(?)的な物は変わりませんかね。
 1組大体40数人からなり、大河ロマン的なお話(「風とともに去りぬ」とか「ベルサイユのばら」とか)になると他の組との合同という形にもなります。(その他、専科という上級生の人達も組に関係なく出演したりもします。ここまで来るともう簡単な説明で終わらなくなるかな?)
 ま、取り合えずこんなところで。

 さて、宝塚歴は結構長いです。母や姉、叔母達が好きだったので、ちぃこい頃から劇場に連れていってもらってました。当時はあの『ベルばら』が大ヒットしていた時で、3階席の端でかぶりついて(?)見ていたのを思い出します。

 その頃は“宝塚”というよりは“ベルサイユのばら”が好きだったと言う方が正しいと思います。横浜の高島屋(だと思った)で催されていた“ベルばら”の展示会か何かがあったみたいで。その宣伝用看板のオスカル様の絵の前でケープのついたコートに白い網あげのブーツを履いて父親に写真を録ってもらった物が残ってます。NHKで流されていた『ベルばら』の劇場中継も見てました。『ベルばら』のレコード(2枚組で安奈淳と榛名由利の時のでした)も買ってもらいました。幼稚園か小学校低学年のガキにしては力入ってましたね。

 その後、オスカル様みたいな人が出てると思って見たのが『アンジェリク2』(正式タイトルは忘れちゃいました)。何度か色々と姉に連れてもらっていたのですが、やはり当時の私は『ベルばら』ファンだったので、いま一つのめり込めない物がありました。そんなこんなで少しブランクが空きます。

 復活したのは中学に入ってくらいだったでしょうか。姉が好きだった順みつきさんという人が退団する最後の出し物で『霧深きエルベのほとり』という出し物に連れて行ってもらいました。悲恋なんですけど結構この話は好きでしたね。主人公が3枚目っぽいキャラだったのですが(でもそこはそれ、宝塚のトップさんですから)、哀愁みたいな物が感じられて好きでした。それでまたハマリましたが、中々金銭的な問題もあり、そうそう宝塚に足を運ぶ事も出来ませんでした。姉がチケットを取ってくれた時についていく、という感じで。

 -------んが、しかし! ある時、姉と叔母とで見に行った『たまゆらの記』というお話の中である2人の人に目が止まりました。一人はその話の中でのキャラに引かれ、もう一人は役者(男役として?)として目が行きました。前者は一路真樹さん、後者が杜けあきさん。その後この二人が私を今の宝塚人生(?)へと導いたのです。

 杜けあきさん(以下カリンチョ)はその出し物のあとトップになり、一路さん(以下イッちゃん)は2番手になりました。カリンチョのトップお披露目公演は残念ながら見に行けませんでした。そして次の出し物が再演の『ベルばら』。これもチケット取れませんでした。でもやっぱりテレビ中継はビデオに録ってました。カリンチョがアンドレ様、イッちゃんがオスカル。もー、これ以上ない!ってくらい嬉しいキャスティング。本当に未だにこの公演が見られなかったのは悔しい。そしてその時、他の組から出ていたフェルゼン役の紫苑ゆうさん(以下シメさん)という人にもかなり引かれました。この時の『ベルばら』ブームも凄かったですね。どんどん人が集まって、この後の公演も中々チケットが取れなくなるという事にもなりました。いいんだか悪いんだか……。

 それでも、チケットぴあに電話しまくりチケットをゲットしては通い続けていました。友人を誘い連れていったら思いの外気に入ってくれ、今では私より宝塚に詳しいんじゃないのか?っていう位に成長してくれました。数人誘って行きましたが、みんな「見たことなくて、一度は見てみたかった」という事を言ってました。

 宝塚というと世間では受け入れにくい部分もあるのかもしれませんが、一時夢の世界にトリップしてみる、という面でお薦めします。まぁ、出し物の当たり外れもたまにあるので、そこはそれなりに情報を仕入れる必要はあるかもしれませんが。


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