昔から、アニメは好きでした。でも、どうもディズニーのは好きに なれないんですね。動きの大げさなのが気に入らないのかなあ。何 かどうも、好きになれなくて、じゃあその一方で何が好きだったか というと、やっぱりいわゆるジャパニメーションに落ち着いちゃっ たりして。
で、好きとはいっても全体としては好んで見るだけの話で、自分で アニメの絵が描けるわけじゃないし、アニメ雑誌に手を出したりも しないんで、要するにただの視聴者であっていわゆるアニメファン という領域には踏み込んではいないんですよね。
ただ、一つ一つの作品について、あるいはアニメ全体に対して、い くつか思うところはあったりするわけです。好みの傾向は富野喜幸 (現由悠季)に偏ってたりはしますけど。
なんというか、宇宙戦艦ヤマトの昔から日本のアニメのお家芸となっ ている価値の相対化というか、脳天気な勧善懲悪との決別から始ま る物語の組み立てというのに魅せられているのかもしれません。
その先に見えてくるのは、本来活字や実写映像と同じレベルで単な る媒体の一つにしか過ぎないアニメが、子供向け(子供騙しで子供 が本当に騙せるのかという点にも一家言あったりしますが)の絵本 の絵が動いただけの存在に貶められていたところから、単なる一媒 体という当たり前の取り扱いへと市民権を獲得する未来です。
なんかロボットものばかり並んじゃってますが、ロボットものしか 見ないわけじゃなくて、続き物で強い印象が残ってるのがロボット ものしかなかったというだけのことです。
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last update: $Date: 2011-12-31 16:09:17 $